「真田丸 第4話 「挑戦」」 信長・家康との出会い

大河ドラマ 「真田丸」第4話感想。 信長に恭順の意を示すため諏訪を訪れた昌幸・信繁親子。徳川の旗がはためいているのを見かけた昌幸は信繁に三方ヶ原の戦いで家康を散々に叩きのめした昔話を披露する。当時の昌幸の名前は「武藤喜兵衛」。またまた豆知識でござるな。信玄公から頂いた名前だという昌幸に「いかにも強そうだっ」と返す信繁がよろしい。 信繁、初めて徳川家康と出会う。後に生涯…

続きを読む

「白虎隊 (1986年版)」 会津藩の悲劇

1986年末に前後編2日連続で放送された大作時代劇。 傑作の誉れ高い逸品で号泣物の感動作。明治維新は無血革命と思われがちだが戊辰戦争時の会津藩・東北諸藩の末路は悲惨極まるもので、本作は維新を会津藩側の視点で描いている。タイトルの「白虎隊」は会津藩の悲劇の象徴的存在だが作中でのウエイトはそれほど大きくない。桜田門外の変から始まって戊辰戦争の終わりまでの経過をわかりやすく映…

続きを読む

「真田丸 第3話 「策略」」 弱小勢力のサバイバル術

大河ドラマ 「真田丸」第3話感想。 真田一行は本拠地に無事帰還した。昌幸は一族で重臣の真田信尹(昌幸の弟)、矢沢頼綱(昌幸の叔父)と会談、信長に臣従する考えを打ち明ける。 矢沢頼綱は真田家筆頭重臣で昌幸の片腕として活躍した武将。真田太平記でお馴染みの名前だが本作では信尹や頼綱の息子、頼幸のほうが重きをなす事になるようだ。 昌幸が側近の高梨内記(中原丈雄)と囲碁を打ち…

続きを読む

「13日の金曜日(1980年版)」 クリスタル・レイクへようこそ

殺人鬼ホラーのフォーマットを確立した記念すべき作品。「悪魔のいけにえ」、「ハロウィン」に続き本作で80年代以降のスラッシャー映画の方向性は決定されたと言える。 傑作かと問われると答えに困るが面白い作品だと思う。安っぽい作り・撮影がかえってリアリテイを生んでいたのは「悪魔のいけにえ」と同様。展開はかなりアレだけど。何の伏線もなく出現したオバさんが真犯人などというアホな脚本は普…

続きを読む

「ブラッディ・ガン」 追悼アラン・リックマン

イギリスの名優アラン・リックマンが亡くなった。69歳、死因はガンとの事。 英国王立演劇学校出身で舞台俳優・テレビ出演で活躍していた彼は初めての劇場映画出演作「ダイ・ハード」で映画史に名前を残す事になる。ナカトミ・ビルを占拠するテログループの親分ハンス・グルバーは知的でエレガント、ユニークな悪役で観客に強烈な印象を与えた。出演当時41歳。 悪党だがどこか憎めないとい…

続きを読む