「13日の金曜日 PART2」 復活のジェイソン

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殺人鬼ジェイソンが初めて登場した記念すべき続編。ジェイソンは子供の頃にクリスタル・レイクで溺死したはずだし復讐のために暴れまわっていた母親ボーヒーズ夫人の立場はどうなるんだという疑念はあるが細かいことは気にしない。シリーズの生みの親カニンガム監督はジェイソン復活を「最低のアイデア」とこき下ろしたそうだが、後にこのアイデアが巨大な金脈を掘り当てた事がはっきりする。本作に続いて大量生産された続編の権利料がガッポリ入ってカニンガムさんは大金持ちに。ジェイソンを復活させたスタッフに足を向けて眠れませんな。

本作はシリーズの中でも特に陰惨で殺気立った雰囲気がありなかなかの良品。前作の主人公アリスが冒頭でいきなり殺されてしまうオープニングもショッキング。エロ描写が増量されているのもよろしい。特殊メイクの殺戮シーンの他に女優の裸を出すのはこのジャンルの定番になった。やはりこのシリーズは偉大だな。

本作のジェイソンはズタ袋を被ったエレファント・マンスタイル。動きがせせこましくて案外弱い。この頃はフツーに人間だったのよね。「ジェイソンのお家」は印象的。ミイラ化した母親の首を祭壇に飾っていたり。トイレも設置されていたが浄化槽を配備していたんだろうか。

ボーヒーズ夫人役でベッツィ・パルマーが再出演しているのは貴重。後の続編でも何度かオファーがあったが出演は実現しないまま亡くなった。

特殊メイクは前作のトム・サビーニからカール・フラートンに交代。前作に比べると過激度が低いような気がするがパラマウントの自主規制があったそうで、それが原因かもね。デキ自体はなかなかのモノ。フラートンはディック・スミスの門弟で後に「羊たちの沈黙」「ゴッドファーザーPARTⅢ」に参加している。

吹替のキャストは実力派が揃っているがベッツィ・パルマーの担当が来宮良子ではなく谷育子に変更されているのがチト残念。演技は良いけどね。

監督 スティーヴ・マイナー

エイミー・スティール(榊原良子)/ジョン・ヒューリー(野島昭生)/ステュー・チャーノ(古川登志夫)/ビル・ランドルフ(中尾隆聖)/ベッツィ・パルマー(谷育子)



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