「風神の門」その2 伊賀者と甲賀者





「風神の門」第1話 「伊賀者上洛」第2話「冬の暗流」感想。

慶長17年暮れ、徳川幕府と豊臣の緊張が高まりつつある時期、一人の青年が立身を夢見て京の都へやってきた。彼の名前は服部才蔵、またの名を霧隠才蔵(三浦浩一)という凄腕の伊賀忍者であった。

才蔵は八瀬の湯殿で出会った美女に一目惚れ、彼女が菊亭大納言(岩井半四郎)の娘青子姫と知った才蔵は大納言の館に押しかけるが、館に居た青子姫(樋口可南子)は湯殿の美女とは別人だった。誰かが青子の名前を騙ったらしい。
純真無垢で超絶世間知らずの青子は才蔵をいたく気に入り、妹のように懐くようになる。才蔵も青子に優しく接し親しくなるが、何処かの忍びの者達が彼女を誘拐しようとし才蔵はそれを阻止する。忍者たちの首領は獅子王院(磯部勉)と名乗る。才蔵は獅子王院に「誘拐は許せんが俺はお前らの敵ではない。条件次第では雇われてやっても良い。主人に伝えろ」と告げる。

誘拐を阻止したことで大納言に信頼されるようになった才蔵は大納言から事情を聞かされる。
青子は徳川に上臈として江戸城へ入るよう求められており、大納言は病気と称して娘の江戸行きを引き延ばしていた。上臈とは名ばかりで要は人質であり徳川が公家より上ということを示さんがための策略であった。才蔵は青子の江戸行きを断固阻止する決意をする。

湯殿のシーンでは才蔵を演じる三浦浩一のお尻が見れる。婦女子の皆さん大歓喜なり。
菊亭大納言(今出川晴季)は実在の人物。真田昌幸の正室山手殿は菊亭大納言の娘という説があり、ドラマ「真田丸」の昌幸の妻「薫」は公家出身の設定なので恐らく大納言の娘と思われる。となると青子は山手殿の妹で幸村にとって「年下の叔母」ということになる。
とはいっても本作では関係ないけどね。青子は架空の人物だろうし。
青子を演じる樋口可南子の美しさには驚く。声優の大塚周夫が大納言家の家人役で出演している。

才蔵の家来である孫八(北見治一)は湯殿の美女が使っていた籠を見つけ後をつけるが、警護の男に尾行を見破られ手傷を負わされる。孫八に傷を負わせたその男こそ凄腕の甲賀忍者猿飛佐助(渡辺篤史)であった。
とある寺に呼び出された才蔵の前にあの美女が現れた。美女の正体は豊臣家の中臈・隠岐殿(多岐川裕美)。才蔵は性欲全開で隠岐殿に迫るが隠岐殿を警護する忍者たちに包囲されてしまう。忍者たちの頭領は佐助であった。
豊臣の諜報機関の長である隠岐殿は才蔵に部下になるよう迫るが徳川方にも誘いをかけている才蔵は断る。

才蔵が青姫に贈るために買った櫛を拾った隠岐殿の信任厚い女官のお国(小野みゆき)は才蔵を訪ねる。
才蔵は「そなたは美しいが悲しげな目をしている。辛いことでもあるのか」とお国に問い、彼女は才蔵の示す優しさに動揺するのだった。

才蔵と佐助は以前から面識があるらしい。「腕は立つが馬鹿者」というのが才蔵に対する佐助の評価。
忍者軍団に包囲されてもまったく動揺せず反撃する才蔵が格好良くて痺れる。ピンチの時でも基本笑顔と余裕を失わない姿が頼もしい。
本命の女には強引に迫るがそれ以外の女には紳士的で優しい。天性のスケコマシやな。第2話で隠岐殿、青姫、お国と三人のヒロインが全員揃った。
猿飛佐助が登場。腕は経つけどお人好しで才蔵や三好青海に振り回される事多し。渡辺篤史の佐助の演技は魅力的で素晴らしい。現在は「建物探訪」専門で俳優業は引退だそうだ。名優なのに残念。

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