「ガールズ&パンツァー 劇場版」 サラウンドはいいぞ。スーパーウーファー大活躍

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■「ガルパンはいいぞ」

テレビシリーズは本放送の時に視聴。大変面白うございました。

劇場版はブルーレイで視聴。

感想

「ガルパンはいいぞ」

以上…で済ませるのも何なので思ったことを連々と書く。

女子高生が戦車に乗って競技でドンパチをやるという超絶荒唐無稽の世界観を違和感なく見せる本作。
素っ頓狂な設定とゆるい描写が目白押しなのに超一級のエンタメ作品に仕上がっているのは製作者の尋常でないコダワリ故だと思う。
本作ほど細部にわたって緻密に構成されているアニメ作品はそうそうないかと。
あちこちに散りばめられている映画、ミリタリー、歴史、その他の小ネタが大変愉快。気づいたネタもあればBDの監督コメンタリーで初めて知ったモノもある。

尺の半分以上が戦闘シーンという破天荒な構成は「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と同様。
シナリオはシンプル、というか結構雑。再び廃校騒ぎが起きる辺りはテレビシリーズの焼き直しという批判もあるが鑑賞してるうちにそんな事はどーでもよくなる。映像と音響に引きこまれて2時間がアッという間に過ぎる。

導入部はエキシビジョンマッチの戦車戦。凄い迫力ですね。
本筋とは関係ないアクションを最初に持ってくるのは「007」シリーズや「レイダース」と同じ。自分はもう少し導入部を短くしてドラマ部分に尺を回して欲しかったけど。本作は主人公チームの影が薄いのが難点。西住殿はちゃんと主役を張ってるが他のメンバーは出番が少ない。ゲスト連中のほうが目立っていた。

いきなり廃校が通知され大洗女子学園の生徒たちは学園艦から放り出されてしまう。
対応や反応がキャラそれぞれで面白い。

「九度山蟄居だ」
「脱藩しよう」

などとのたまう歴女チーム、颯爽と車を走らせる自動車部チームが自分的にツボ。歴女とツナギ姿の女の子って良いよね(力説)。
戦車も没収されそうになるがサンダース高が輸送機でやってきて車両の隠匿に協力してくれた。
操縦席の照明・計器類の光が美しい。大好きなシーン。
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正規の落ち着き先が決まるまで大洗女子の生徒たちは廃校舎(?)に押し込められる。
ここでも反応はキャラそれぞれ。大半の連中はキャンプ気分で逞しく学生ライフをエンジョイするが風紀委員チームは挫折感のあまり自堕落生活一直線。ギャップが笑えマス。

みほは転校手続きの書類を得るため帰郷。TV版最終話で和解した姉との邂逅は胸に来る。幼少の頃の描写もマル。
母との和解は結局なかったな。次回作に持ち越しかしら。
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頼れる親分である生徒会長が大活躍。コネと駆け引きを駆使してお偉いさんに「試合に勝利すれば廃校撤回」の条件を承諾させる。
最強クラスの大学選抜チーム・戦車30台に大洗女子全戦力の8台で挑まねばならない分の悪い戦だが、まほたちは怯まない。

決戦に備えるメンバーたち。
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「大戦略」(に似ているゲーム)をプレイする歴女チーム。
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スピルバーグの「1941」(に似ている映画)を鑑賞する1年生チーム。

それぞれの個性。

セントグロリアーナ学園は

「ひたぶるに身にしみてうら悲し」

との伝聞を発信。ヴェルレーヌの詩だがノルマンディー上陸作戦開始の号令に使われたことで有名な一文ですな。
映画「史上最大の作戦」でも描写されてた。
ダージリンの後ろにある機械は第二次大戦中ドイツ軍の暗号解析に使われた世界最古のコンピューター「ウルトラ」システムだそうだ。凝ってるなー。
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試合開始直前にかって戦ったライバルたちが大洗女子を救うため集結。少年漫画的胸熱展開。
助っ人勢は皆大洗の制服を着ているのが大変グーでございます。すぐに戦闘服に着替えちゃうんだけどね。
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1時間近く試合・戦闘シーンが続くが全く退屈しない。見所満載。
自走砲の砲撃と観覧車爆走が特に凄い。
観覧車のアレは「1941」のオマージュですな。作戦名が「ミフネ」というのも芸が細かい。
西住姉妹のコンビネーションアタックで決着がつくのも粋であります。

エンディングは大洗女子及び助っ人勢がそれぞれ自分の学校に戻っていく映像。
飛行船、輸送機、水上艇、汽車、フェリーとバラエティ豊か。
幸せそうなキャラ達の姿に感動的メロディの主題歌「piece of youth」が被さる。泣けてくる。
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ジャパニーズ娯楽アニメーションの究極品のひとつと言っても過言ではないかと。
堪能しました。


■「サラウンドはいいぞ

本作のもうひとつのお楽しみである音響効果。
邦画としては異例な程力を入れて製作されている。


筆者の再生環境

・ディスプレイ 東芝 レグザ 37Z9000
・AVアンプ SONY STR-DN2030
・プレーヤー PS3 CECH-2500A SS
・フロントスピーカー ONKYO D-500Ⅱ リバプール
・リアスピーカー デノン SC-5.5
・スーパーウーファー ヤマハ YST-SW005

アンプだけは新し目だが、それでも2012年末発売の製品。
フロント・リアスピーカーはバブル期に買ったものが今だ現役。結構高かったような。もう20年以上稼働している。
ウーファーは2002年発売。オークションで中古品を格安購入。
センターはSC-5.5を使っていたが部屋が狭いせいかセンターはない方が聴きやすく感じ、外してしまった。したがってうちの環境は4.1chである。

BDをPS3にスロットインして再生。メイン音声は5.1かステレオを選択可能。当然5.1を選択。フォーマットはDTS-HD。

凄い凄い!

冒頭の砲撃音でまず腰を抜かした。
砲弾が側面すり抜ける音、キャタピラの駆動音、金属が擦れる音、爆発音、いずれもド迫力大迫力。
音の分離感、鮮明さも文句なし。

特に印象深かったのは自走砲の砲撃と観覧車暴走のシーン。
自走砲の着弾音は音響というより振動。部屋が揺らぐ。ズドーンゴゴゴゴ。
観覧車の落下音、走り回るガコンガコンという音も最高。

自分が所有しているBDでは「マッドマックス 怒りのデス・ロード」と並んでベストサラウンド1位タイトルに認定。
ガルパン劇場版だけのためにサラウンドシステムを導入しても損はないかと。

■Pioneer 5.1ch サラウンドシステム HTP-S363

セットシステムの定番製品。実売価格3万円程度。
低価格で5.1ch環境を導入できる。音質も結構良い模様。
ウーファーはアンプと一体成型で交換は不可。

■フルサイズ機・バラコン

◇AVアンプ
・SONY STR-DH770
・ONKYO TX-SR343
・ヤマハ RX-V381

最安帯のエントリー機3種。実売3万前後。
廉価でも最新機種だけあって機能は豊富。
STR-DH770は7.1chに対応している。

◇フロントスピーカー
・ヤマハ NS-BP200
・ONKYO D-55EX

amazonで人気上位の2機種。価格は1万程度。
レビューが多数投稿されているので詳細は尼の該当ページを参照されたし。


◇リアスピーカー
・ヤマハ NS-PB40

価格は5000円弱。フロントも本機にして価格を抑えるのもアリ。


◇スーパーウーファー
・ヤマハ YST-SW010
・ヤマハ NS-SW210

サラウンドのキモのスーパーウーファー。安くてもちゃんと機能してくれるが意外にサイズがデカイ、アンプとは別にコンセントが必要な点は御注意。


自分はセンターは使ってないので紹介は省略。
スピーカーはリサイクルショップやオークションで程度の良い高音質のものが格安で売ってることがあるので探してみるのも良いかと。





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