「真田丸 第34話 「挙兵」」感想 戦雲渦巻く





大河ドラマ 「真田丸」第33話感想。

謹慎中の三成は信繁に彼の新妻「はる」が以前にやらかしたトラブルを打ち明ける。
勘違いで三成に惚れた「はる」は三成にアッサリ振られて発狂状態に。
信繁に言った「あの女は苦労するぞ」という忠告はそういう意味だったのね。
それにしても本作に登場する女性キャラの描写は酷い。「きり」を筆頭に全然好感が持てない。喜劇要素なんだろうけど個人的感想としては尺の無駄だと思う。

諸侯の調停役として重きをなしていた前田利家が死去、枷がなくなった福島正則ら武断派は三成抹殺を計画。
「きり」から石田邸襲撃の情報を得た信繁は三成を逃し信幸とともに武断派連中と対決する。

「真田と事を構えるなら国同士の戦。その覚悟があるならお受け申すが」

という信幸の言葉に福島達は退却。
信幸兄ちゃん格好良い。室賀に怒鳴られていた頃とはえらい違いだ。
真田兄弟の胆力に感銘を受けた一人の侍が哄笑しながら去っていった。彼こそが後に大坂の陣で信繁とともに活躍する後藤又兵衛基次であった。
又兵衛が初登場。この頃は黒田長政の家臣だったんだよね。又兵衛役の哀川翔はかなり面変わりしたような。
氏の出演作を見たのは「DEAD OR ALIVE 犯罪者」「蜘蛛の瞳」以来。20年近く経過してれば容姿も変わるか。

三成を救うため信繁は寧と茶々に助力を請うが二人共我関せずの態度で拒否。最後の手段として家康に助けを求める。
正信は「三成と襲撃の首謀者の武断派7人、まとめて処分してしまう手もありますが」と家康に進言。悪い奴だなー。
家康曰く「加藤、福島あたりはまだ使い道がありそうだ、石田治部は頭が切れるのにもったいない」との事。正信以上に腹黒い。
加藤と福島は結局取り潰されちゃうんだけど。

家康の調停により争いは三成が奉行職を離れ佐和山城に蟄居することで決着。
三成は泣いて悔しがるが己の人徳・人望の無さゆえしゃーなし。
追放の際に三成が清正に囁いた言葉が気になる。何かの伏線だと思うが。

三成を追い出し伏見城の主になった家康は信繁を勧誘するがすげなく断られる。
ドラマ「家康が最も恐れた男 真田幸村」でも似たようなシーンがあったような。

1年後、家康は大阪城に入り権力を独占。天下人のごとく振る舞うようになる。
永井路子の小説「王者の妻」によると、茶々の圧迫に耐えかねて大阪城西の丸から退城した寧の代わりに家康が強引に乗り込んできたことになっている。
本作では今のところ寧と茶々の対立描写はないので、このエピソードは省かれていた。ちと残念。

上杉景勝は有名な「直江状」を家康に叩きつけ、家康を激怒させる。
上杉征伐が決定され諸大名は戦役を命じられるが昌幸は景勝に味方することを決意、信繁・信幸も同意する。
昌幸が野心を燃やせる最後の機会ゆえ昌幸は大いに気負い立つ。

家康は出陣に際して秀頼の了承を得ようとするが片桐且元は家康の要求を撥ね付ける。初めて男を見せたな。
しかし茶々はアッサリ家康にだまされ豊臣の旗印を与えてしまう。

徳川軍が上杉征伐に出発すると大阪城では三成、宇喜多秀家、小早川秀秋、長束正家を中心に半徳川勢力が決起。大乱の幕開けであった。

いよいよ関ヶ原の戦いですな。家康は急に悪い奴になってしまった。
秀秋が西軍に協力的なのが新鮮。どう動くのか予想できない。
島左近は今回も影が薄い。本来左近が演じる役割を信繁が担当しているので仕方ないんだけど。司馬遼太郎の「関ヶ原」では左近が実質主役だったので落差を感じる。




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